■ フリーマントルへ出発 ■
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無料バスのレッド・キャット |
さて楽しいパース旅行も本日で4日目、あっと言う間に最終日になりました。フライトは午後3時なのでホテルは午後1時に出発すればよく、午前中は近くのフリーマントルという港町へ行って見ることにしました。フリーマントルまでは電車で30分で行くことが出来ます。
駅までは、これまでまだ乗ったことがなかった無料バス「レッド・キャット」に乗ってみました。近くで見るとちょっと寸づまりですがなかなか可愛いバスです。本日は月曜日なので通勤の人が多く乗っていましたが、それほどひどい混雑ではありません。立って景色を見ているうちに10分ほどで駅に到着です。
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フリーマントル行きの電車 |
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駅ではまた自動券売機でチケットを買い、フリーマントル行きの電車の乗り込みます。この電車は座席はBOXタイプでシンガポールのMRTを郊外電車版に改造したような作りでなかなか快適でした。
ところが乗って驚きました。と言うのはパースを出てからいくつかの駅をどんどん通過しながら快適に飛ばしているのです。あとで分かりましたがフリーマントル行きの電車には各駅停車と快速電車があるようです。昨日モンガー湖に行く時はそんなこと知らずに来た電車に乗り込みそれがたまたま各駅停車でしたが、もしそれが快速電車だったら目的の駅は通過し先の駅まで連れて行かれたということになります。
危なかった・・・。
■ フリーマントル観光 ■
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素敵なフリーマントル駅 |
さて25分ほどで目指すフリーマントル駅に到着です。駅の手前は海を見ながら運河の上の鉄橋を渡ったりして、港町の情緒一杯でした。
降りて外から駅を見ると石で出来たような素敵な駅舎で、前には広いバスプールがあります。平日のせいか人は少なく静かな街だというのが第一印象です。空は青くとても空気がおいしく爽やかでした。
このフリーマントルの街は小さく、2時間もあればゆっくり街を一周出来るようです。駅前で地図を広げてどこに向かおうか、と家族で検討。まずは海の方へ出てその後、街の中心部へ戻ってくるルートをたどることにし、いざ歩き出します。
駅から海までは西に向かってすぐです。歩き出したら後ろにも日本人と思われる男女の若者が3人ほど歩いていました。本当に日本人はどこに行っても見かけますね。かくいう私たちも日本人ですが。まあでも、昨年のお盆休みに行ったケアンズは3人に1人が日本人というくらい日本人を多く見かけましたが、このパースやフリーマントルではあまり見かけず、一応海外旅行気分は味わうことが出来ました。
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フリーマントルの街並み |
しゃれた建物が多く見られます |
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さてこの街並み、歩いてみてすぐに感動します。道路の両側のビルが全て歴史ある古風な建物で、それが皆とっても素敵なのです。まるでおとぎの国へきたような感じを受けます。あまりに素敵なので、私は歩きながら写真を撮りまくりです。
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ラウンド・ハウスの展望台 |
左手に見えるヨット・ハーバー |
海の手前にはラウンド・ハウスという見晴台があります。ここは元刑務所であったそうですが今はその面影は少なく敷地内にはしゃれたお店もあったりします。そこへ登ってみると、すぐ目の前に青い海が広がっており非常に綺麗でした。左前方にはヨットハーバーも見え、その手前には小さな砂浜がありました。海風がとても爽やかでした。
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海洋博物館にある本物のイカリ |
今度はその砂浜に下りてみます。かなり小さな砂浜ですが子供たちはすぐに水遊びです。向こうからやってきたオーストラリアンの婦人が小さな犬2匹連れていて、木の枝を投げては拾わせるということを何度か繰り返していました。こういう情景が何とものどかでこの街には似合います。
次は街中に向かって歩きます。線路を横断するとすぐに見えるのが海洋博物館です。この博物館の前にある大きなイカリは沈んだ船から引き上げた本物のようです。中に入るとお土産がたくさん置いてありました。別料金で館内も見学出来ますが、本日はあまり時間がないのでここで引き上げることにしました。
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ESPLANADEホテル |
街中をぶらぶらと歩きます。相変わらず古風な建物が両脇に並びますので感動です。
途中エスプラネード(ESPLANADE)という上品な感じのホテルがあります。1階はテラスになっていて非常に感じのいいホテルでした。こういうホテルがあることを事前に知っていればここに一泊くらい出来たのに、と残念です。このホテルの向かいには芝生を敷いたちょっとした公園がありましたので、ここの木陰でちょっと一休みです。風が爽やかで気持ち良くのんびり出来ました。
向こうから胸に各国の綺麗なワッペンをたくさんつけた西洋人のおばあちゃんが歩いてきました。すると奥さんは思わず「可愛いですね〜!」と英語で話しかけていました。おばあちゃんはどうやらアメリカから来たようで「この服は私もお気に入りなのよ」と話していました。いやいや、とても私には話しかける勇気はないのですが、やはり女性というのは度胸があるものだとひとしきり感心した次第です。
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お休みだったフリーマントル・マーケット |
日の丸も飾られていた近くのお土産物屋 |
次は有名なフリーマントル・マーケットに向かいます。そこには小さなお店がたくさん入っていて、いつも観光客で賑わっているそうです。行ってみると確かにマーケットらしき建物はありますが、お店が1軒も開いていません! そっか、今日は月曜日、マーケットのお休みの日なのでした。
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マーケット横にあった洒落た教会 |
裏手に発見した洒落た看板 |
う〜ん、せっかくここまで来て有名なマーケットを見れないのは残念。仕方ないのでその周りをぐるりと回ってマーケットの雰囲気だけを味わってそこを去りました。
隣には洒落た教会もあります。裏手に回るとそこには洒落たマーケットの看板を発見したりしました。
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爽やかな街並み |
賑やかなテラス街 |
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さてここから今度は駅に向かってまた歩きます。両側には相変わらず綺麗な建物が並んでいます。
ぶらぶら歩いていたら歩行者天国のテラス街がありそこで一休みです。小さなお土産物屋さんがありますのでそこでいくつか買い物をしました。
また駅に到着し、電車に乗ってパースまで戻ります。帰りの電車は各駅停車でしたが、それでも30分でパースの街へ到着しました。フリーマントルは午前中だけのあわただしい観光でしたが、それでも充分楽しむことが出来ました。でも出来れば次回はここに一泊して、ゆっくりのんびり過ごしてみたいと思います。
■ シンガポールへ ■
さてちょうどお昼頃にパースに到着です。駅前で軽くランチを食べた後はいよいよ空港へ出発です。ホテルの前には、到着した時に出迎えてくれたこちらの旅行代理店の人が待っていて、色々車の中で話しをしながら空港へ向かいました。
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カンタス航空のシャンボ機 |
向こうに見えるパースの街並み |
イミグレの前で丁寧にお礼を言って彼らと別れ空港の中に入ります。
窓から見ると帰りに乗るカンタス航空のシャンボ機が見えます。更にその向こうにはパースの街の高層ビルまではっきりと見えました。
この青い空ともお別れです。
帰りも約5時間の空の旅。シンガポールに着いたのは既に夜の9時でした。ゲートを出るとムッとした熱気に包まれ、ああ、シンガポールへ帰ってきたんだなあ、としみじみ思いました。
こうして短いパースの旅は終わりました。オーストラリアは2回目ですが、本当に空も海も青く空気はおいしく、最高です。日本に帰国してからも、もし機会あればまた行ってみたい国だと思いました。
(2004年8月22日) |